TRWはシートベルトシステムに動的ロック用舌「Dynamic Locking Tongue-DLT」を装備しています。 コンパクトで安価なコンポーネントにより、車両の乗員の快適性と安全性が大幅に向上します。 これは、タングがベルトストラップの負荷に反応するためです。通常の締め付けおよび取り外しプロセスでは、ベルトストラップは、衝突または急ブレーキの際にロックされている間、特に簡単にスライドします。 世界中の自動車メーカーが、現在北米で生産されている新技術に大きな関心を示しています。

軽量でコンパクトなDLTは、タング、スイベルクランプ、統合されたスプリングで構成されています。ストラップオン、ネックダウン、通常のシートベルトの使用により、DLTをタング内で自由にスライドさせ、日常の使用で快適さと使いやすさを確保します。 ただし、ベルトに45 Nを超える負荷がかかっている場合（フルブレーキングや衝突など）、DLTはウェビングをロックして、他の拘束システムとともに車両乗員の胸部の負荷を軽減します。

TRW Occupant Safety Systemsのエンジニアリング担当副社長であるNorbert Kagerer氏は、次のように述べています。 「ベルトテンショナーやフォースリミッターなどの他のベルトシステムテクノロジーと調和して機能し、胸部への圧力を軽減します。 これは、ユーロNCAPおよびUSNCAPのより厳しいテスト基準を満たすのに役立ちます。」

TRWによるテストでは、ロックモードのDLTがウェビングが舌をすり抜けるのを防ぐことが示されています。 DLTを使用することにより、車両の乗員の骨盤領域をシートに固定しやすくなります。 これにより、さまざまな車両タイプとサイズで胸部の緊張とクッション性を向上させることができました。